2020/2/14 タダノさんが会議さぼってピカチュウの偉大さに気づいた

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建前の集合体のような会社という場所で遊べる仲間ができたことは本当に幸いなことだと30を手前にしてしみじみと感じます。 会社の遊び仲間は3人います。
工房長のゴトーさんと、マンボウみたいな奴と、あともう一人(プラスその人の子供たち)。今日はゴトーさんとマンボウと3人で遊んだことを書きたいと思います。

ゴトーさんは、好きだからという理由でよくシロクマのアイコンを自分のプロフィールに使ったりしていますが、本当はもっと丸い人です。たまにHPに出てくる手がそれを物語ってると思います。 色が白いのと体格が良いことはシロクマに似てますが、無駄に肌艶もいいから餅の方が似ていると思います。

定期的に減量ブームが来て、レタスとかもやしとかだけの限界生活を送ることがあります。 少し萎むんだけど、耐えるということが嫌いだから、1週間で暴飲暴食。 先週まで、「医者に余命脅されたから痩せないと」と言ってソイジョイ生活をしていましたが、今日はカントリーマームを貪っているというラインが先ほど来ました。
 
ゴトーさんは会社に勤められているし、ある程度社会性はあるから超絶変人っていうわけではないけど、よく見るとおかしな人だと思います。 彼女と話していると、街中で何故これがここに落ちてるのかって思う瞬間の「?」に似たものが頭をたくさんよぎります。 この前サランラップの箱からロールの先っぽがベロンと出て、ラップが風になびきながらビルの階段の手すりに置かれていました。

ゴトーさんはそんな人です。

ゴトーさんは役に立ちそうもないおもちゃみたいなものを考えることが好きで、鼻メシアという気持ちが良い鼻ほじりマシーンとかボクシングのサンドバックみたいにデコピンを鍛えるおもちゃとかスケッチして見せてきます。 へぼいアイデアが達筆で説明されているのがむかつきます。

私は毎日の町散歩で疑問に思ったこととか面白かったことをゴトーさんにたくさん話します。その背後のストーリーを二人で妄想して、大体どっちかが便意を催したタイミングで会話が途切れます。

同期にマンボウみたいな奴がいます。

普段は普通の顔をしてるけど、つまらないときはマンボウのような顔で遠い目をしています。きちんとした人だけれども、私たちの会話を一緒に楽しんでくれる貴重な人です。

入社してからすぐくらいから3人で会議室に籠ってくだらないことを本気で考えるという会を催すようになりました。

何を話したのかは覚えていないけど、3人がそれぞれ考えてきた単語を組み合わせて1文を作ってそれについてひたすら話し合うみたいなスタイルだった気がします。

何回かその会をやって一番盛り上がったテーマが「ピカチュウの夏休み」。 ポケモンが本当はドラマで、サトシが旅に出て番組が休止になっちゃったらピカチュウは何をするでしょうかということを真剣に話し合いました。

結論も内容も覚えていないけれど、楽しかったということは覚えています。 3人で話すことはとても楽しいし、良い企画とかアイデアもたくさん生まれます。 でも、全然覚えてません。残念。

きちんと記録する癖をつけなければ良いアイデアも忘れてしまうという教訓は未だ活かされていません。 ちなみにストレージが足りなくてHP休止するという工房長の勘違い記事が載っていましたが、我々の脳内ストレージはほぼゼロです。

社会人になって、いろんな思考法を勉強させられました。 ロジカルシンキング、デザインシンキング、最近はアートシンキング。


でも、ここ数年出したアイデアの中を振り返って断トツで面白いな、見てみたいなと直感的に思うのは、ピカチュウの夏休みを議論したときのような脈絡もない、本気の雑談な気がします。 仮置きでこれをヘボフィーリングと名付けましょうか。

これから、脳内ストレージほぼ0の我々の忘備の念も込めてヘボフィーリングの実践を近々ゆるく発信していけたらなと工房長と一緒に考えております。 ご期待ください。

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